26.見積書作成その6

 前回は、見積書の例をあげました。
それを元に説明させていただきたいと思います。今日は、セルの名前に関して説明いたします。セルの名前・・・・通常数式を書く場合、セルの位置を名前として使用し、=A1+B1のように記述します。が、このように数式を書くと、何の式なのかわかりにくいというのがあります。今回の見積書のように数式が少ないシートだと大丈夫ですが、数式を多く持つシートや、複雑な数式を扱うシートだと、作ったときは良いのですが、その後に修正したりするときにわけがわからなくなってしまうこともしばしあります。

 このような場合に、セルに名前を付ける機能がEXCELにあります。名前は、1つのセルまたは、エリアのセルに対して名前を付けられます。

<strong>EXCEL</strong>画像その1

 前回配布したサンプルの見積書の下のほうの合計を計算している欄には、

=SUM(Z18:AD54) という数式が入っています。これは、セルエリアのZ18~AD54という範囲の数値を合計する数式ですが、Z18:AD54 という範囲の名前だと、どの内容の合計であるか?ということはわかりません。もちろん作った本人はわかりますが。

 そこで、このZ18:AD54という範囲を下記の手順で、セルの名前として定義します。

<strong>EXCEL</strong>画像その2

(1)Z18:AD54の範囲をエリア選択します。ようは、各明細行の金額の計算される範囲です。

(2)EXCELの画面の左上にセルの位置名が表示される部分がありますが、ここをマウスで選択した後に、AREA金額 という名前を入力し、Enterキーを押します。名前は、どのような名前でもかまいません。

<strong>EXCEL</strong>画像その3

(3)先ほどの合計計算の数式の中の範囲名をAREA金額に修正します。

 以上の操作で、エリアとして定義したセル範囲の合計計算式が出来上がりました。

 わからないことがあったり、もうちょっと簡単に詳しく教えてくれ!などのご要望がありましたら


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